耐震補強
平成26年、東日本大震災による液状化被害住宅の耐震改修を行いました。
液状化の影響で15cmほど床が沈み、建物が傾いている状態と判明しました。
建物が傾いたままの状態では倒壊の恐れがあるだけではなく、心身障害をも引き起こしてしまうケースがあり、大変危険です。
住宅の老朽化が気になり始めたときやリフォーム・増改築のタイミングで耐震調査をすることで危険箇所が見つかった場合、補強工事も同時に行うことができます。
・診断により、倒壊する可能性があること、また建物自体の強度が低くなっていることを確認。
・家の骨組みに傷みは確認されなかったことから、耐震改修の価値がある建物と診断しました。
・診断結果をもとに、助成金が受けられる耐震補強をご提案。
・建物の中で生活しながら工事を行うため、過去の事例のご説明や工事の手順や内容を図面を見ながらご説明し、不安の解消に努めました。
毎日の作業内容のご報告はもちろん、お客様の工事に関する疑問や心配事を随時解決しながら改修作業を進行。
建物を水平にするために基礎と土台を切り離し、油圧ジャッキで建物全体を押し上げるプッシュアップ工法(建物沈下修正工法)により傾きを整え、さらに基礎部分の補強を施しました。
傾きがなくなり、元の正常な建物の状態に戻りました。
基礎も、より強固に補強され、今後起こるかもしれない地震への備えにもなりました。