耐震補強
耐震補強は、それぞれの部位に対して最適な方法や材料を選んで使用することで初めて効果を発揮します。
以下のポイントは、家の耐震性を向上させる大切な要素です。中にはすぐに取りかかることができるものもありますので、それぞれの家屋の状況に合わせて参考になさってみてはいかがでしょうか。
壁は筋交いや構造用合板で補強します。
壁になる部分が均等になるように、窓の多い面には壁を作って強度を補います。角になるべく窓を作らないことで、さらに強度が増します。
接合部は力の掛かり方に適した金物を部位に応じて使用します。
既存の基礎に合わせて鉄筋コンクリートの基礎をつくることは、耐震性の向上につながります。
もともと、耐震性が確保されていた建物であっても経年劣化の恐れがあります。土台や下地など特に被害を受けやすい箇所は、こまめに点検・根継ぎなどの補強をする必要があります。
擁壁や石垣が崩れやすくなってないかの調査は、大変重要です。
ブロック塀の倒壊による死者の事例は多く、直接的な危険はもちろん、救助活動の障害にもなります。
屋根の瓦は強い揺れによりずれたり、落下してしまう危険があります。